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アドックインターナショナルとメーター検針のDX化サービス「A Smart」の販売代理店契約を締結

2025.5.27

~エッジAI型自動検針サービス「A Smart」を自治体・公共施設向けに本格展開~

AIoT*技術を活用した検針DXサービスを展開するアシオット株式会社(本社:東京都町田市、代表取締役社長:三上 楊平、以下ASIOT)は、ICTエンジニアリングおよび公共施設向けDX支援を行う株式会社アドックインターナショナル(本社:東京都立川市、代表取締役CEO:小林 常治、以下ADOC)と、販売代理店契約を締結したことをお知らせいたします。

*AIoT:モノのインターネット(IoT)と人工知能(AI)を組み合わせた技術、または、同技術を駆使したデバイス等を指す

今回の契約を通じて、ASIOTとADOCは、水道メーターの自動検針や異常検知、業務効率化といった社会課題の解決に向けて連携を強化し、全国の自治体・公共施設におけるインフラ管理のデジタル化を加速させてまいります。

契約締結の背景と目的

日本の自治体や学校施設では、依然としてアナログメーターの目視検針が主流であり、現場職員の負担や人手不足が深刻な課題となっています。特に学校では、プールの給水停止忘れによる漏水事故が多発しており、施設管理業務のDX化が急務です。

こうした課題に対し、ADOCは、公共施設向けのICTソリューションを提供しており、水道メーターのスマート化を実現する遠隔検針サービス「RemoEyes」を展開しています。調査・設置・運用・業務改善までを一貫して支援できる体制が特徴です。

一方、ASIOTの「A Smart」は、電気、ガス、水道などの既存アナログメーターおよび工業用計器(圧力計、温度計など)に、アタッチメント方式で装着してIoT化を実現するエッジAI型自動検針サービスです。カメラで撮影した画像からAIが指針値を自動読み取りするため、設備更新や断水といった工事を必要とせず、短期間でIoT化できる点が高く評価されています。

今回の契約により、ADOCは「A Smart」の正規販売代理店として、自治体や公共施設への提案・導入・運用支援を担います。ADOCの現場理解と地域ネットワークを通じ、A Smartの社会実装が大きく前進することが期待されます。

またASIOTにとっても、ADOCとの連携によって提案力やアフターサポート体制が強化され、より多くの地域・施設に向けた展開がスムーズに実現できる体制が整います。

今後も両社は、それぞれの強みを活かした協業体制のもと、公共インフラ分野における検針業務のDXを共同で推進してまいります。

今回の販売代理店契約の締結にあたり、両社は次のようにコメントしています。

アドックインターナショナル 代表取締役CEO 小林 常治様のコメント

「このたび、アタッチメント方式によりIoT化を可能にするエッジAI型自動検針サービス『A Smart』の販売に関して、アシオット株式会社様と代理店契約を締結できたことを喜ばしく思います。近年、ADOCは公共施設や地方自治体の行政サービスの支援を目標として掲げ、特に水道スマートメーターの将来性に着目。水道遠隔検針向けの各種製品・技術サービスを核としたDXソリューションである「RemoEyes」の導入を推進しており、今後はA Smartの活用によって、水道検針業務の効率化や利用者のサービス向上に積極的に取り組んでまいります」

アシオット 代表取締役社長 三上 楊平のコメント

「自治体・公共施設における実績とノウハウを有するアドックインターナショナル様との代理店契約を通じ、日本の水道インフラDXの推進に貢献できることを光栄に思います。エッジAI型検針・監視サービス「A Smart」は、遠隔監視・異常検知・アラート通知をスマートフォンやPCで一元管理でき、現場担当者から自治体職員まで幅広くご活用いただける設計です。今後はアドック様と連携し、学校施設をはじめとする公共施設における持続可能な管理体制の構築を支援し、水道業務全体のDX化を強力に推進してまいります」

 ◆A Smartの概要

A Smart」とはASIOTが展開する様々な種類のアナログメーターにアタッチメント(後付け)方式でIoT化するエッジAI型の自動検針サービスです。

A Smartの強みは「アタッチメント方式」と「エッジAI」という特徴にあります。一般的にメーターをスマート化する場合、既存のメーターそのものを交換する必要があり、これにはデバイスや交換工事などに多くのコストと時間を要します。一方で、A Smartは水道・電気・ガス・針式アナログなど様々な既存のメーターに対してアタッチメント(後付け)形式により数分で簡単に設置でき、工事は不要です。加えて、A SmartはエッジAI技術によって、デバイス側で取得データを処理し、クラウドに送信できるため、通信量を低減し消費電力を削減できます。

「A Smart」製品ページ
URL:https://asmart.ai/

A Smart」の導入により、検針・点検業務の自動化を実現し、従業員の作業負担を軽減すると同時に、以下のような効果がありました。

  • 現地へ行かずに遠隔検針が可能
  • 電気、ガス、水道、工業計器のすべてメーターへ設置可能
  • 提供価格が月々数百円と導入しやすい価格体系
  • 各メーター設置の為の専用のアタッチメントを提供することにより、自身で設置可能
  • テキストデータだけではなく、画像も表示される為にデータの信頼性が高い
  • 電池式で寿命も長期間のため、高額なデジタル式(パルス発信式)メータへ交換する必要がなく、工事や電源配線も不要である
  • 現状よりも頻度を増やすことができるため、管理精度の向上や漏れ(異常)の把握が可能
  • A Smart導入により、90%以上の業務時間・手間・コストが削減可能
  • A Smart導入により、エネルギー消費量を可視化し、PDCAサイクルを効果的に回すことが可能

株式会社アドックインターナショナル 概要

株式会社アドックインターナショナルは、主に5G領域において大手携帯キャリアの通信インフラ構築・技術支援などのICTエンジニアリング事業を国内外に展開しています。最近ではSalesforceのための自動テストツール「Provar」の提供など、ソフトウェア品質保証ソリューションにも注力。また社会・公共分野におけるインフラDX実現の基盤としてローカル5GやIoT、センサーネットワーク、クラウド、AI、ビッグデータ解析などの先端技術を活用し、水道業務などのライフラインインフラ保全や住民サービス向上のために、製品サービスの提供およびシステム構築を推進しています。

URL:https://www.adoc.co.jp/

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000066006.html
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