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SCSK株式会社とメーター検針のDX化サービス「A Smart」の販売代理店契約を締結

2024.11.1

~実測データに基づくCO2排出量管理の実現を目指す~

アシオット株式会社(本社 東京都町田市、代表取締役社長 三上 楊平、以下「ASIOT」)は、このたび、SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長 最高執行責任者:當麻 隆昭、略称:SCSK)とASIOTが開発したメーター検針のDX化サービス「A Smart」(https://asmart.ai/)の販売代理店契約を締結したことをお知らせいたします。

契約締結の背景

SCSKは、業務用建築物向け脱炭素ソリューション『ZEBiT(ゼビット)』(https://www.scsk.jp/product/common/zebit/index.html)を提供しています。『ZEBiT』は、エネルギー使用量(電力・水道・ガス)の可視化により建物全体のCO2排出量を算定するカーボンマネジメント、および設備の制御・状態監視を行うエネルギーマネジメントをクラウドサービスとして提供します。また、第三者からの不正なアクセスを制限するセキュアなサービスを実現するために、建物とクラウド間の通信サービスに閉域網SIMサービスを併せて提供しています。

業務用建築物における脱炭素化の実現に向けた取り組みでは、実測データの重要性が高まっています。しかし、従来のアナログ機器の実測データを正確に自動収集するには、既存設備の改修や入替が必要となり、費用と時間がかかるなど多くの課題がありました。

『A Smart』は既存のインフラメーター(電気・ガス・水道)や工業計器(圧力計や温度計など)に対応し、エッジAI解析を利用してカメラで撮影した計器の画像から自動的に指針値を読み取ります。これにより遠隔検針が可能となり、実測データ収集の負担を大幅に軽減します。

『ZEBiT』と『A Smart』を連携させることで、実測データを適切な単位で計測することができるようになります。このため、今回の販売代理店パートナー契約の締結に至りました。

◆A Smartの概要

「A Smart」とはASIOTが展開する様々な種類のアナログメーターにアタッチメント(後付け)方式でIoT化するエッジAI型の自動検針サービスです。

A Smartの強みは「アタッチメント方式」と「エッジAI」という特徴にあります。一般的にメーターをスマート化する場合、既存のメーターそのものを交換する必要があり、これにはデバイスや交換工事などに多くのコストと時間を要します。一方で、A Smartは水道・電気・ガス・針式アナログなど様々な既存のメーターに対してアタッチメント(後付け)形式により数分で簡単に設置でき、工事は不要です。加えて、A SmartはエッジAI技術によって、デバイス側で取得データを処理し、クラウドに送信できるため、通信量を低減し消費電力を削減できます。

「A Smart」製品ページ
URL:https://asmart.ai/

「A Smart」の導入により、検針・点検業務の自動化を実現し、従業員の作業負担を軽減すると同時に、以下のような効果がありました。

  1. 現地へ行かずに遠隔検針が可能
  2. 電気、ガス、水道、工業計器のすべてメーターへ設置可能
  3. 提供価格が月々数百円と導入しやすい価格体系
  4. 各メーター設置の為の専用のアタッチメントを提供することにより、自身で設置可能
  5. テキストデータだけではなく、画像も表示される為にデータの信頼性が高い
  6. 電池式で寿命も長期間のため、高額なデジタル式(パルス発信式)メータへ交換する必要がなく、工事や電源配線も不要である
  7. 現状よりも頻度を増やすことができるため、管理精度の向上や漏れ(異常)の把握が可能
  8. A Smart導入により、90%以上の業務時間・手間・コストが削減可能
  9. A Smart導入により、エネルギー消費量を可視化し、PDCAサイクルを効果的に回すことが可能

 

今後について

ASIOTは、SCSKとの提携を通じて、当社が開発したメーター検針のDX化サービス「A Smart」の技術をさらに広く展開していきます。
この契約を基に、GHG排出量の管理や削済みへの更なる取り組みを強化し、持続可能な社会作りに寄与することを目指していきます。

◆SCSK株式会社について

SCSK株式会社は、コンサルティングから、システム開発、検証サービス、ITインフラ構築、ITマネジメント、ITハード・ソフト販売、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)まで、ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインアップで提供しています。また、ITを軸としたお客様や社会との共創による、さまざまな業種・業界や社会の課題解決にむけた新たな挑戦に取り組んでいます。
https://www.scsk.jp/

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000066006.html
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